2012年5月9日水曜日

画像縮小するならどっちがいいの? ImageMagickとPhotoshop

次に出すiPhoneゲームでは、Retinaディスプレイに対応を予定しています。
大変なのは、非Retinaディスプレイ用に、縮小画像を用意しなければならないことです。

今回は、Photoshop CS6ベータとImageMagickで、縮小画像を比べてみました。

オリジナル画像

以下が、テストで用意した画像です。(960x640)
写真を比較したものはよく見かけますが、こういったベタが多い直線的な絵での比較は、あまり無いように思います。若干、次回ゲームの宣伝入ってます。
Retina画像

Photoshopでの縮小

イメージ >画像解像度 >バイキュービック法 - シャープ(縮小に最適)
を選んで50%に縮小しました。
以下がその画像です。(480x320)
Photoshopでの縮小

ImageMagickでの縮小

フィルターにLanczosFilterを指定。
ブラーに0.9を指定して、画像がシャープになるように調整しました。
以下がその画像です。(480x320)
ImageMagickでの縮小

分かりやすいように赤枠の部分を拡大します。
ズーム場所

拡大画像 Photoshop CS6ベータ

画像をくっきりさせようとしてか、オリジナルと比べて色味が鮮やかになっています。
くっきりさせるという意味では効果はあると思います。
Photoshop拡大

拡大画像 ImageMagick

これだけ見ると、絵がもっさりしたボケたイメージがありますが、オリジナルと比較すると、忠実度はこちらの方が高く感じます。
ImageMagick拡大

どっちがいいの?

これ以外にもいろいろ比較してみたのですが、画像が1ドットずれるだけでも印象が変わる場合もありました。当然ながら、使用する画像によっても、印象はかわるでしょう。

クォリティで語るならば、もはや使う側の好みで選択するレベルだと思いました。個人的には、ImageMagickの方が好きです。

さて、画像サイズはどうでしょうか?
ImageOptimを使ってEXIFなどの情報を削除して最適化してみた結果が以下になります。
Photoshopの縮小画像の方が、かなり小さいのが分かります。(ImageMagickと比較して約20%減!)
これはiPhoneのアプリ開発者にとっては、なかなか見逃せない数値です。

残念なのはRetina画像と比較してのサイズです。
Retinaと非Retinaの画像を一緒に持つことが、いかに非効率的なのかが、あらためて分かりました。

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